令和2年5月1日から開始された「持続化給付金」制度。
さっそく法人の申し込みをしてきましたので、写真付きで徹底解説いたします。
法人で申請をしましたので個人事業主の方は少し必要書類などが変わることがあります
URLはどこなの?
https://www.jizokuka-kyufu.jp/
経済産業省のパンフレットには「持続化給付金で検索!」なんて書いてありましたが、
アクセス殺到を恐れたんだと思います。
事前に用意する書類
法人税の申告書関係

法人の場合、去年の法人税申告書の別表一(一)
※青色申告の方は一番上の青い紙です。
そして法人事業概況説明書(表・裏)です。
ちなみに零細企業の場合、法人事業概況説明書を作らなくても実務上は問題ありません。
しかしこの持続化給付金においては後述する理由により必須となります。
それで、去年の法人税申告書に添付されていない場合には今から作ることが必要です。
(ちなみに経済産業省も現状は分かっていて、法人税申告書の方に「税務署受付印」があればOKという扱いなので、今から作ったとしてもデータが正確ならば問題ないはずです)
私が参考にしたのはこちらのページでした。
2020年分の対象とする月の売上台帳等

フォーマットの指定はありませんので、経理ソフト等から抽出したデータ、エクセルデータ、手書きの売上帳などでも構いません。
書類の名称が「売上台帳」でなくても構いません。ただし、提出するデータが対象月の事業収入であることを確認できる資料を提出してください。(2020年●月と明確に記載されている等)
かなり柔軟な対応です!
私の会社は悲しいかな2月は売上ゼロでした。それで会計ソフトで印刷しても表示されないため、エクセルの表を添付しました。
大事なのは「2020年●月の売上」が分かるようにすることです。※令和2年でも大丈夫でしょう。

法人名義の銀行の預金通帳です
個人事業主の方は当然個人名義の口座になりますよね。また、法人でも口座が無い!なんて人も救済措置があったような気がします。
法人番号があれば便利
13ケタの法人番号を入れる場面があるので事前に用意しておくと便利です。忘れた方も、申告書に書いてあったりしませんか?
また、持続化給付金のページ内でも検索できるようになっていたので安心です。
・法人税の申告書と概況説明書
・売上台帳的なもの
・預金通帳
申込するとき、パソコンとスマホどっちがいい?
私はパソコンで行ないましたが、途中で写真をアップロードする必要があります。
スマホで行なえばスムーズだと思います。
もちろん、スキャナーを持っているような方であればパソコンでも問題ないと思います。
スキャナーが無くてもスマホで撮った写真を取り込んだり、パソコンメール宛に送るなどすればOKです。
【写真付きで解説】さっそく申し込み!
https://www.jizokuka-kyufu.jp/ にアクセスしましょう。
トップページ下に「申請する」というオレンジのバナーがありますのでこちらをクリック。
まずは仮登録です。メールアドレスを入れて返信を待ちます。
※5/1 11時現在では相当混雑していて、メール配信が遅れているというツイッター投稿もあります。

これが届いたメールなので参考にしてください。
(っていうか、そっけなさ過ぎてちょっと怖い?!)
このURLにアクセス。

宣誓のチェックを入れます。
そのあと、法人番号を入れると自動的に表示されます。登記手続きなどで、現状の住所と違う人も、書類送付先を変更できます。

そのあと、会社の分類(製造業とか)、設立年月日、決算月、資本金や従業員数(社長1人会社の場合は1人と入力)、社長の名前や連絡先を書いて次へ。

多くの方は「一般的な申請方法」をクリックして下へ行きます。その他の方は該当するチェックを入れましょう。
(新設法人にもケアしているあたり経産省の本気がうかがえます)
名義のチェックを終えて次へ進みます。

売上を記録します。
年間売り上げは、法人税申告書に添付した決算書(損益計算書)の数字を入れていきましょう。
売り上げ減少の対象月は、持続化給付金のヘルプを見ていただいた方が早いですが、
去年の同月と比べて一番下がった月で前年同月比で50%以上減少している月を選びます。
必ずしも「一番売り上げが少なかった月」ではありません!
例)
2019年1月 20万円 → 2020年1月 14万円
2019年2月 70万円 → 2020年2月 30万円
・1月の売上差6万円に対し、2月の売上差は40万円なので、2月を対象月にする方が有利。
対象月の月間事業収入→今年の対象月
売り上げ減少の対象月の前年度売上高→去年の同じ月の金額
前述の「法人概況説明書」は、裏面に昨年の月ごとの売上額を書く部分があるので、この記述の正当性をチェックするために必要なのでしょう。
そうすると自動計算されると思います。


給付予定額200万円の文字が出てきました。銀行口座を入力します。

通帳のオモテ面の写真、そして開いた1・2ページの写真をアップロードします。支店名と口座番号のチェックのためでしょう。

法人税申告書、概況説明書の表面、裏面、売上台帳をそれぞれアップロードします。
そうすると、最後にこれまでの入力の確認ということで全部の画面がスクロールできるようになります。
申請ボタンを押して、そのあと最終確認として上の方に出てくる小窓で「この内容で申請します。よろしいですか」でOKを押すと…

午前10時の時点で申請番号は2000番台でした。
災害に生き残りましょう!
あまり強い表現は好みませんが、実際にCOVID-19は「大災害」と考えて差し支えありません。
でも、人を傷つけることなく自分と家族を守ることが可能という意味では「戦争」ではないのかもしれません。
いずれにしても、政府はこれまでにない支援をしているのも確かです。
そうしたサポートをすべて使いこなして、生き残りましょう!
【追記】申請したら、当日にエラーのメールが届きました。詳細は↓の記事にて。
